以心伝心。


簡単に言えば、「言わなくてもわかる・伝わる」ということ。
私はこの言葉に頼るのが嫌いです。


「言わなくてもわかる・伝わる」のには2種類があると思う。
一つは、たまたま、タイミングが合ったから。そう、たまたま。あくまで偶然。
もう一つは、こう考えているだろうという、パターンを知っている。慣れみたいなものかな。

典型的な話だと、熟年夫婦は以心伝心だ、なんていうのを聞く。でもそれは、長いこと一緒に暮らしてきてパターンもタイミングも似通ってきているからだと思う。それ以上の神秘的な現象なんてないんじゃないかな。


もちろん、以心伝心ができたら、それはすごくうれしい。テレパシーなんてあったら使いたい放題だと思う。
でも、それは無理な話で。
やっぱり、言葉にしなくちゃならないわけで。


以心伝心できるでしょ? できないの? なんだがっかり なんていうのは独りよがりなワガママだよね。
ほんとはこんなこと書きたくないから、早く気づいてよ。